今日は、さくらインターネットのライトプランを使って、MicroCMSを駆使した動的なブログを作成するまでの冒険についてお話しします。普通のブログ運営とは一味違うチャレンジがたくさんありましたが、それをユーモアと共に楽しみながら乗り越えた体験を共有したいと思います。
ブログ初心者の方や、動的なブログに興味のある方にも役立つ情報が満載ですので、ぜひお楽しみください!
まず、私が選んだのはさくらインターネットのライトプラン。決して高機能なサーバーではないものの、そのコストパフォーマンスは抜群です。たった毎月缶コーヒーを一本我慢すれば、レンタルサーバー代が捻出できるんです!
ですが、実際に使い始めてみると、いくつかの制約に直面しました。SSH接続ができないため、フレームワークを自由に使うことが難しいのです。また、基本的に「vanilla」な環境しか提供されていません。Next.jsやNuxt.jsといった最新のJavaScriptフレームワークを導入するのは、まるで無理ゲーに挑戦しているかのように思えました。
ここで、静的サイトと動的サイトの違いについて簡単に触れておきます。静的サイトは、あらかじめHTMLが作成されており、サーバーからそのままブラウザに配信されます。一方、動的サイトは、サーバー側でページの内容が動的に生成され、ユーザーのリクエストに応じて異なる情報を表示することができます。
私が目指したのは、この動的なブログ。しかし、ライトプランの制約が私の目の前に立ちはだかっていたのです。
普通なら、これで諦めてしまうかもしれませんが、私はそう簡単には引き下がりません!考えに考えた末に、友人がある一言をくれました。「MicroCMSって知ってる?」
その瞬間、私の頭の中で電球がパッと点きました。制約があるなら、その制約をうまく活用すればいいのです!MicroCMSは、APIを介してコンテンツを管理するサービスであり、この仕組みを活用すれば、ライトプランの制約をクリアできるはずだと思いました。
APIを使ってデータを取得し、そのデータをブログに表示するという動的な仕組みを実現するためのキーワードが「MicroCMS」だったのです。
ここで、少しだけAPIについて説明しましょう。APIは、"Application Programming Interface"の略で、異なるシステム同士がデータや機能をやり取りするためのインターフェースです。例えば、MicroCMSからデータを取得する際に、APIを使ってそのデータをリクエストし、レスポンスとしてブログ記事の情報を受け取るという流れになります。
このAPIのおかげで、サーバーの制約に縛られずに、MicroCMSのコンテンツを自由に操作できるのです。
MicroCMSは、通常のCMS(コンテンツ管理システム)とは少し違います。一般的なCMSは、コンテンツを管理しながら、そのままサーバーで表示する機能も備えています。しかし、MicroCMSはあくまでヘッドレスCMSと呼ばれ、コンテンツ管理のみを行います。
まず、CMSの基本的な役割について簡単におさらいしましょう。CMS(Content Management System)は、ウェブサイトのコンテンツを管理・更新するためのツールで、例えばWordPressのように、ブログ記事を簡単に投稿・編集することができるシステムです。
CMSの利点は、技術的な知識がなくても、すぐにウェブページの内容を変更できること。しかし、サーバー環境に依存することが多いため、今回のように制約があると少し工夫が必要になります。
ここで登場するのが、ヘッドレスCMS。これは通常のCMSと違い、表示部分(フロントエンド)を持たず、コンテンツ管理に特化したシステムです。MicroCMSはこの「ヘッドレスCMS」であり、APIを使って自由にデータを取得し、好きな方法で表示することができます。
まずは、MicroCMSに登録し、APIキーを取得することから始めました。これが冒険の地図とも言えるものです。このAPIキーがなければ、コンテンツにアクセスできないため、非常に重要なステップです。
APIキーを取得したら、次にPHPでAPIを叩くためのコードを書きます。これには少し知識が必要ですが、基本的なことさえわかれば、難しくありません。下記のコードを参考にしてみてください。
<?php
$apiUrl = "https://your-service.microcms.io/api/v1/blog";
$apiKey = "YOUR_API_KEY";
$options = [
'http' => [
'header' => "X-API-KEY: $apiKey\r\n",
],
];
$context = stream_context_create($options);
$response = file_get_contents($apiUrl, false, $context);
$data = json_decode($response, true);
// 取得したデータを表示
foreach ($data['contents'] as $post) {
echo "<h2>{$post['title']}</h2>";
echo "<p>{$post['body']}</p>";
}
?>
このコードは、MicroCMSのAPIからブログ記事のデータを取得し、それをHTML形式で表示します。クエリパラメータを使うことで、特定の記事だけを表示したり、カテゴリごとにフィルタリングしたりすることも可能です。
PHPを使ってデータをリアルタイムで取得し、それをブラウザに表示するプロセスは、まるで探偵が手がかりを集めて事件を解決するような感覚です。データが集まり、ブログに表示される瞬間は非常に爽快です。
こうしてついに、動的なブログが完成しました!さくらインターネットのライトプランの制約を乗り越え、MicroCMSを駆使して作り上げたこのブログは、リアルタイムで新しいコンテンツを表示することができます。ブラウザで確認してみると、次々とブログ記事が動的に表示される様子は、まるで魔法のよう。
動的サイトは、ユーザーに最新のコンテンツを提供できるだけでなく、管理者にとっても効率的です。コンテンツの追加や変更が簡単にでき、サイト全体の更新作業が大幅に軽減されます。特に頻繁に更新するブログやニュースサイトには、この動的な仕組みが非常に有効です。
今回、さくらインターネットのライトプランという制約がある環境の中で、MicroCMSを使って動的ブログを作成することができました。確かに制約はありましたが、その制約が私の発想力を鍛え、新たな解決策を見つけるきっかけになりました。
MicroCMSのおかげで、手軽に動的なブログを作成できたことは、非常に満足しています。これからも、このブログを改善し続け、新しい挑戦を楽しんでいきたいと思います。皆さんも、ぜひ自分だけのブログ作りに挑戦してみてください!