何を面白がって、どんな考え方なのか——そのあたりがなんとなくでも伝われば、と思っています。
目次から、気になったところだけ拾い読みしてもらえれば十分です。堅苦しく読む必要はまったくありません。
ほかにも、私の趣味や写真記録、レコードコレクションといったページもあります。こういったことも趣味のひとつなので、よければのぞいてみてください。

兵庫県の港町で生まれ育ちました。昔から興味の対象がころころ変わる、多趣味なタイプです。
とにかく新しいことを始めるときのハードルが低くて、面白そうだと思ったら、とりあえず手を挙げてみる。それをずっと繰り返してきました。こうしてウェブサイトを作っているのも、大学時代にプロジェクションマッピングにのめり込んだのも、突き詰めれば「気になったから触ってみた」の延長線上にあります。
才能がある方ではないぶん、コツコツ続けることは得意なほうだと思います。得意になりたいことは、とりあえず好きになってみることが自分の成功体験だと思っています。好きになって、時間を費やすようになって、、、小さな積み重ねがいつのまにか自信になって、次の一歩につながっている——そんな実感を大事にしています。
「趣味の社会学」(青弓社)

日本には経済的な格差はあっても、文化的な格差はあまり意識されない——そんな問いから始まる一冊です。社会的な不平等はお金(経済資本)だけでは説明しきれない。たとえば日本の企業社会では、クラシックやオペラのような「高級文化」を好むことが評価につながるどころか、むしろ煙たがられることさえある。エリート層の男性でもカラオケやパチンコ、スポーツ新聞といった大衆文化に親しむ人が多い、というのがデータで示されていきます。
面白いのは、日本では大衆文化こそが人とのつきあいを支える「共通文化」になっている、という指摘です。一方で、職業や学歴が高い層ほどクラシックや美術館、短歌・俳句、歌舞伎・能・文楽といった正統文化の実践率は高くなる、という傾向もあ離ますよね。ジェンダー不平等指数で日本の順位が下がり続けるなかで、いまの文化と社会の構造がどうなっているのかを最新データで読み解いていて、自分の「好き」がどこから来ているのかを考えさせられました。
「A Time For Love」— Oscar Peterson

ジャズピアニスト、オスカー・ピーターソンの晩年のライブ盤です。1987年、ツアー最終公演での録音で、ジョー・パス(ギター)、デイヴ・ヤング(ベース)、マーティン・ドリュー(ドラム)という気心の知れたカルテットで演奏されています。
何より、弾いている本人たちが心底楽しんでいるのが伝わってくるところが好きです。ベースのデイヴ・ヤングが「セットリストもなく、ただステージに出て演奏を楽しんだ」と振り返っているとおり、かっちり作り込むというより、その場の空気で音を交わしているような自由さがあります。疾走感のある曲もいいですが、個人的にはバラードでの一音の置き方が絶妙で、作業のお供にも、腰を据えて聴くのにもちょうどいい一枚です。
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